埼玉県警の人はどう思っただろう....

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 埼玉県の上田清司知事は2日、さいたま市で行われた新規採用職員就任式のあいさつで「自衛官は平和を守るために人殺しの練習をしている。国民の生命と財産を守るため。偉いと褒めたたえなければならない」と発言。それと対比して県職員の仕事について「人を疑ったり痛めつける練習をしなくてはならない仕事と違い、多くの方に喜びを与え、その喜びを自分のものに感じることができる」と語った。


ここで、「自衛隊」を「警察」に置き換えてみると、わかりやすいと思います。

警察というのは、「人を疑ったり痛めつける練習をしなくてはならない仕事」に他なりません。実際、警察官は捕縛術や射撃術を、状況によっては実際に人殺傷することを承知の上で、訓練を重ねています。言いようによっては、「人殺しの練習」と言ってもいいでしょう。そして、実際にそれを行使するケースもあります。警察官が職務上、人に向けて発砲したことは、過去にいくつも例があるのですから。

一方、実は自衛隊員が人に向かって発砲したことは、誤射を除くと一度もありません。
それを考えると、本当に、知事が他意の無い「人を疑ったり痛めつける練習をしなくてはならない仕事」の例として用いるのであれば、実際に人間に向かって銃を撃つことがある警察のほうが、むしろ引き合いに出すには適当ともいえます。
その上で、それを「人殺しの練習」などといわれれば、現場で本当にその「現実」と向き合う警察官、隊員がどう感じるのか、それを考えてみれば、知事の発言が適切か否かはおのずと明らかです。

失言というのは誰にでもあります。問題は、その後それをどのように正すかです。
続報によれば、「殺傷という表現ならよかった」とかおっしゃっているとか。思わぬ反応に多少動揺しているのかもしれませんが、頓珍漢というか、どこがどう違うのかさっぱりわかりません。

少々頭を冷やして、ちゃんと謝ってもらえればそれでいいとは思いますが、最低限、それは必要でしょう。
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by flight009 | 2007-04-03 00:10 | 治安と安全について思うこと
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