カテゴリ:治安と安全について思うこと( 8 )

片側空けて、行列ができるこの国

エスカレーターは「片側をあけない」のがマナー? | Excite エキサイト
「もともとエスカレーターは片側をあけないで乗ることが基本です。片側をあけ、急ぐ人が歩いて通るというのは、自然発生的に生まれてしまったもの。本来は、ステップの黄色い枠の中に立ち、必ず移動手すりを持つというのが、正しい乗り方ではないでしょうか」
と、事務局長の井出さんは言う。
その理由は、「安全装置が動作した時や停電の時は急停止するから、転倒を防ぐため」ということ。また、なぜ両側に乗るべきなのかというと、「片側だと輸送効率が悪いという理由のほか、移動手すり側の手が不自由な人などもいるから」ということのようだった。
危険がともなう以上、エスカレーターはやはり「片側をあけない」のが、マナーのよう。それでも歩く人が絶えないことに対して、同協会にも「2人乗り用だから片側に寄ってしまうのであって、1人乗り用をたくさんつければいい」などという意見がときどき寄せられるという。

まぁ、空けるな、とは私も言いませんけど、エスカレータの使い方に関しては、最近どうかと思うことが多いです。

とりあえず、最近はエスカレータで歩く人自体、減ってきたように思います。マスコミで事故例なども紹介されて、エスカレータの上で歩くことが危険であるという認識が広まってきたからではないかと推測しますが、それは大変結構なことかと思います。
ですが、「片側を空ける」というのが、暗黙のルールとして残っているようなんです。そうするとどうなるかというと、片側がまったく空いているのに、立って乗る人たちの側に行列ができるんですね。
言うまでも無いことなんですが、両側使えば、時間あたり倍の人が移動できるので、行列はなくなるのですが、列があると並びたくなるもの人の性なのか、律儀に片側を空けたまま、行列は伸びるばかり。駅のホームのエスカレータなどでは、行列が伸びすぎて危険を感じることさえあります。
2人分のエスカレータを片側空けて、下では行列ができているサマはなんとも滑稽で、そのうち「世界びっくりニュース」かなんかで紹介されるんじゃないでしょうか。そうなれば、まさに日本人の恥ですね。
私はそういう時、空いている側に切り込んで(^^;)じーっと立って乗ることにしています。
そうすると、あとから1~2人続いてくれて、徐々に2列になることもあるし、誰も続いてくれなくて、一人ぽつねんと右側にいることもあります。
なんにせよ、この国の人はどういうときに頭を使ってるのかと疑問に思う瞬間ではあります。

もうひとつは、子連れで利用する場合です。
私も娘(2歳)と一緒に利用することがありますが、あたりまえですが、2人並んで使うわけです。当然、片側あけるわけには行きません。たまに後ろから煽られたりもしますが、これだけは譲れません。

で、私が気になるのは一人乗りのエスカレータではどうしろというのかということです。
並ぶのは難しいし、違う段に乗せるのもちょっと。だっこして乗るというのも考えましたが、荷物があったりしたら無理だし、だいいち、手すりにつかまれないから危ないだろうし。
一人用にしてしまえ、とか言う人って、本来なぜ2人分の幅があるのか、考えてないんでしょうか。幸い、娘といったところで一人用のエスカレータにはあたったことは無いのですが。

私としては、エスカレータがすいていれば、親子連れなどがいない場合なら、決まった片側空けておくのもいいんじゃないかと思いますし、実際、あけて乗ると思います。
と、いうのも、中途半端に空けないで乗っていたりすると、無理な追い越しを試みる人なんかもいそうで、かえって危ないかもしれないし。
要は個々人が周りを見て状況を判断してやればいいことなわけで、「あけないのがルール」などというものどうかとは思います。

とにかく、この国の人たちは「状況によって」ってことがどうしてこうも苦手なんでしょう。
「○側をあける」というのも、きっと最初は「すいているときはあけたほうがよい」だったと思うんですが、いつのまにか「どんなときでもあけなければならない」になって、いつも間にか親子で乗っていると舌打ちをされるようになってしまう、たまりませんね。

日本人の国民性が垣間見える現象ではあります。
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by flight009 | 2007-08-19 08:10 | 治安と安全について思うこと

ならば兵庫県知事に聞きたい

石原知事を擁護するつもりはさらさらありませんが、さすがにこの発言はあんまりじゃないでしょうか。

Excite エキサイト : 社会ニュース
井戸知事は「阪神大震災の問題は、不意打ちだったということ。犠牲になられた方はほとんどが圧死だった」と指摘。「自衛隊派遣の有無と犠牲者の数は脈絡のないこと。関東大震災に対する備えとして、一番の防災責任者となる知事がそのような認識を持たれているのだとすると、いささか心配」と話した。

自衛隊の出動が遅かった理由についてはいろいろな意見や見方があります。ですが、「自衛隊派遣の有無と犠牲者の数は脈絡のないこと」と、本当に現職の知事が発言したのだとすると、これは由々しき問題です。

阪神の震災直後、自衛隊の出動が遅れたことについては多くの方面から批判が集まりました。当時のテレ朝系のニュースなどでは、自衛隊は大変なバッシングを受けていたのです。ですが、そのベースには「自衛隊が早く出動していればもっと助けられた命があったはず」という認識があるわけで、それ以降、「如何に迅速に、如何に効果的に自衛隊を展開できるか」を、平時から考えておくべし、というのは、阪神で得られた教訓となっているはずです。

自衛隊の出動、特に県からの出動要請が遅れたことについてはいろいろな問題点が指摘されており、単純に当時の知事だけの責任と言い切れない面もあります。ですが、この発言はそれとは次元が違います。「自衛隊派遣の有無と犠牲者の数は脈絡のないこと」と、本当に言ったのであれば、知事の発言は、この「教訓」を完全に否定するものです。

たしかに、「遅くて2000人が死んだ」というのはあまり根拠のある数字とも思えません。なくなった方の8割、5498人のうち4461人が、当日の午前中にはなくなっているので、2000人も助けられたわけが無い、というならそれはそうでしょう。(参考:http://www.hyogo.med.or.jp/EQDOTA.htm)
実際に自衛隊が動いていたとしても、当時の情報収集能力や初動体制が十分だったわけでも無いし、どれだけの人を助けられたのかはわかりません。助けられたのは100人もいるか、せいぜい数十人、もしかしたら数人かもしれません。でも、かけがえの無い命です。少なくとも「脈絡の無いこと」というほど無関係だったとは思えません。

知事の言うとおり、阪神は不意打ちであったことが被害が拡大した一番の理由です。ですが、その責任は誰にあるのでしょうか。東京は、阪神の前から、それこそ何十年も、いつ起こるかわからない大地震を、「必ず起こるもの」として対策してきたし、東京都民はそれなりには構えているといえます。知事に心配してもらわなくても、「不意打ち」を食らうおそれはありません。

兵庫県知事が、そういう発言をするなら、私もぜひ聞きたいことがあります。
「兵庫県南沖地震に対して、備えをしていなかった兵庫県の責任というものを、知事はどうお考えなのでしょうか。」
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by flight009 | 2007-04-10 01:31 | 治安と安全について思うこと

埼玉県警の人はどう思っただろう....

Excite エキサイト : 社会ニュース
 埼玉県の上田清司知事は2日、さいたま市で行われた新規採用職員就任式のあいさつで「自衛官は平和を守るために人殺しの練習をしている。国民の生命と財産を守るため。偉いと褒めたたえなければならない」と発言。それと対比して県職員の仕事について「人を疑ったり痛めつける練習をしなくてはならない仕事と違い、多くの方に喜びを与え、その喜びを自分のものに感じることができる」と語った。


ここで、「自衛隊」を「警察」に置き換えてみると、わかりやすいと思います。

警察というのは、「人を疑ったり痛めつける練習をしなくてはならない仕事」に他なりません。実際、警察官は捕縛術や射撃術を、状況によっては実際に人殺傷することを承知の上で、訓練を重ねています。言いようによっては、「人殺しの練習」と言ってもいいでしょう。そして、実際にそれを行使するケースもあります。警察官が職務上、人に向けて発砲したことは、過去にいくつも例があるのですから。

一方、実は自衛隊員が人に向かって発砲したことは、誤射を除くと一度もありません。
それを考えると、本当に、知事が他意の無い「人を疑ったり痛めつける練習をしなくてはならない仕事」の例として用いるのであれば、実際に人間に向かって銃を撃つことがある警察のほうが、むしろ引き合いに出すには適当ともいえます。
その上で、それを「人殺しの練習」などといわれれば、現場で本当にその「現実」と向き合う警察官、隊員がどう感じるのか、それを考えてみれば、知事の発言が適切か否かはおのずと明らかです。

失言というのは誰にでもあります。問題は、その後それをどのように正すかです。
続報によれば、「殺傷という表現ならよかった」とかおっしゃっているとか。思わぬ反応に多少動揺しているのかもしれませんが、頓珍漢というか、どこがどう違うのかさっぱりわかりません。

少々頭を冷やして、ちゃんと謝ってもらえればそれでいいとは思いますが、最低限、それは必要でしょう。
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by flight009 | 2007-04-03 00:10 | 治安と安全について思うこと

本当に反省しているのだろうか

16歳の少女が、資産家からお金をまき上げていたという
Excite エキサイト : 社会ニュース
 資産家の独居老人から、計97回にわたり現金約1430万円を脅し取ったなどとして警視庁少年事件課は29日、東京都町田市の無職の少女(16)や高校生3人を含む少年計6人を恐喝や詐欺容疑などで逮捕したと発表した。少女らは、脅し取った金を使って健康ランドで飲食したり、タクシーで山梨県の遊園地に繰り出して遊んでいた。「弱い者いじめをして反省している」などと供述、容疑を認めているという。【佐々木洋】

一言で言うのであれば、本当に反省しているんだろうか。

最近、この手の事件はよく見るように思います。でも、その中で共通して、私が非常に違和感を感じるのは、つかまったとたんに「犯人」が、実にしおらしくなること。
 少女は、長距離トラックの運転手の母と弟の3人暮らし。「中学時代にいじめに遭って、友人が少なかった。金があると周りからちやほやされる。金で友人を買っていた」などと供述しており、一緒に遊んだ友人には小遣いとして1万円を渡すなどしていた。

この手の事件だと、「いじめが」「両親が」とか、「友達が欲しかった」「寂しさからつい」なんて言い訳が毎度のこと。逆に言えば、「こういうことが言い訳になる」ということを、「学習」してしまったのではないでしょうか。

昔、あるテレビ番組で「いじめ」を扱っていたとき、「学校では受験受験で、ストレスが多すぎて、個性を尊重してくれないというか...」みたいなことを、「いじめた」側の生徒が延々と並べていました。テレビ番組もテレビ番組で、「彼らもまた被害者と言えそうです」という論調であり、「悪いのは社会だ、その代表である学校だ」と、いう結論でくくっていたと記憶しています。
自殺してしまった、人が一人死んでしまった、というのに、何ていいぐさだ、そんなことが言い訳になるか、そう思っていたんですけれど、どうやら、この国ではそういうことが立派に言い訳として通るようです。

子供は、バカじゃありません。「いいわけ」を与えてやれば、それを立派に活用します。今回の事例も、そういうことが言い訳として通ってしまえば、今後もこういう事件は増えてゆくことでしょう。

「自分よりも弱いものをくいものにする」という、人間として、もっとも恥ずべき行為、それを常習犯的に繰り返してきた彼女たちが、逮捕されて、ごくわずかの時間に、本当に自覚したというのでしょうか。はっきり言って、信じられません。

「そんなのが言い訳になるか」
問答無用のカミナリ親父の一喝が、何よりも必要な時代なんじゃないでしょうか。
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by flight009 | 2006-09-30 16:00 | 治安と安全について思うこと

よく止めた。

富士急ハイランドの新型コースターで、異音を感じた係員がコースターを緊急停止させたという。
Excite エキサイト : 社会ニュース
同社によると、3日午後7時50分ごろ、コースターがホームに近づき、オペレーターがブレーキを作動させた直後「ガシャ」という金属音がした。非常停止ボタンでコースターはホーム手前約15メートルで停止、乗客18人は非常点検用通路でホームに戻った。けが人や気分が悪くなった人はいなかった。営業前点検で異常はなかったという。
考え方はいろいろあるだろうけれど、私はあえて「よく止めた」と言いたい。

と、いうのは、言わずもがなの埼玉県のプール事故。あの事故についてはいろいろな問題があるけれど、最後の最後、格子蓋が外れているのが確認された段階で、ただちに流水ポンプを止めていれば、この事故は防げた可能性が高いのです。

今回の富士急ハイランドの事例では、(1)ちゃんと係員が装置を停止できるシステムがあり、(2)係員が異常を監視しており、(3)装置を安全に停止したわけです。この点、埼玉のプールとは大きく異なるわけです。

実際、今回のトラブルはたいした問題ではないのかもしれません。ですが、緊急停止させれば、このような記事になり、お客さんの受け取り方次第では、売り上げが減ることだってありえます。それでも止めたこと、それはむしろほめられるべきことで、少なくとも叩かれるべき事ではないはずです。

少しでも異常があったら止める、それは安全の鉄則です。しかし、最近は「だましだまし」運用したり、無視して無理矢理動かしてしまう、「応急処置」のまま、何年のほうっておく、そんな事例がここのところ急速に「顕在化」してきたように思います。その裏には、経済性といえば格好はいいけれど、ようは「お金第一」の、きわめて危険な文化の芽が、育ちつつあることのシグナルではないでしょうか。
JRの脱線事故、シンドラーのエレベーター事故、トヨタのリコール遅れ、パロマの湯沸かし器事故、私にはすべて、同じような根っこがあるように思えます。

とにかく、何かあったら止めること、それは何より大事なことです。その意味で、今回の富士急ハイランドの事例は、ちゃんと「止める」という「安全動作」が行われたわけで、その点はきちんと評価するべきでしょう。

富士急は、今後もこのような報道に臆することなく、「安全第一」の運行を続けて欲しいと思います。
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by flight009 | 2006-08-05 11:48 | 治安と安全について思うこと

シンドラー社製エレベーターの事故(技術者の視点)

私の本業は機械屋であり、今回の事件も他人事ではない。技術者はいつでも、ユーザーの命を預かっている。それは、直接お金を払ってくれる「お客様」だけではなく、その機械に触れ、頼り、利用する、「ユーザー」に対して、である。

もちろん、私はエレベーター屋では無い。だから、今回の事件について、簡単に結論は出せない。だが、今回の事件に関しては機械系技術者のはしくれとして、自分でもじっくり考えてみたい。お付き合いいただけるなら、お読みいただきたい。

まず、エレベーターの技術者の立場で考えてみる。
現在、今回の事故については、ブレーキの異常という可能性が浮上してきている。

Excite エキサイト : 社会ニュース
 東京都港区のマンションで都立高2年、市川大輔(ひろすけ)君(16)がエレベーターに挟まれて死亡した事故の原因として、事故機のブレーキの不具合が焦点として浮かんでいる。警視庁捜査1課の調べで、かごの昇降を止めるブレーキパッドが劣化していたことが新たに判明。構造的な欠陥があったか、保守管理に問題があるとみてブレーキ部分に重点を置いて検証していく。


今回のエレベーターは、シンドラー社の管理下にはなかった。この点は、事実として十分に考えなければならない。したがって、管理会社が、問題があったと考えられるブレーキなどの必要な部品について、点検を怠っていたのではないか、交換が必要であったのに交換をせずに済ませていたのではないか、純正では無い部品に変えていなかったか、整備方法に問題があったのではないか、ブレーキに油をこぼしてそのままにしていたのではないか、など、そういった可能性について、まずは疑う必要がある。

もちろんそうでない可能性も考えられる。今度は、管理会社の視点で見てみたい。特にシンドラー社が、エレベーターの管理会社に対して、どの程度の情報を提供していたのか、その点が問題である。
整備マニュアル等がちゃんと渡されていたのか、書かれている内容が適切であったのか、日本語で書かれていなかったりしなかったのか、特に、ブレーキの良不良、交換時期の判定方法はどのように指示されていたのか、そういったことの検証が必要となるし、警察も当然、その点を重点的に調べるであろう。こういった情報が提供されていないとすれば、当然、シンドラー社の責任は免れないだろう。エレベータの設計上の問題、特にプログラムミス等となれば、論外である。
いずれにせよ、現時点ではわからないし、逆に、騒ぎ立てずともすぐに結論が出るだろう。

しかし、設備機械の技術屋である私が非常に気になるのは、今回のように「ブレーキの不良が原因」だけで、人が死ぬような事故が起こることが、許されるのかどうか、ということである。

安全装置、特にその故障が即人命にかかわるようなものは、安全装置自身が故障したケースというものを想定するのが我々設備関係の機械を製造する者にとっては常識である。我々が日常、すくなくとも現在は、もっとも安全な乗り物と認識しているエレベーターが、「ブレーキが故障しただけ」で、このような「凶器」となるのだとすれば、この機械の安全性はもともと不足しているのではないか、というのが私の考えである。

今回、報道を通して耳に入る情報からは、ブレーキが故障したらこのエレベータはこういう結果を招くことが明らかであったかのように思えてならない。今、自分が知りたいのは、シンドラー社の技術者が、「ブレーキが故障したらどうするのか」どう考えていたのか、である。

私が作っている機械でも、安全装置は電気的なものと機械的なものを必ず組み合わせている。この機械が、人身にかかわるような事故を発生するためには、最低でも2つの装置が同時に壊れた上に、お客様がマニュアルで「やってはいけない」とされていることで、起こそうと思ってもそう簡単に起こせないことを起こさなければならない。電気的な装置が故障しただけでは、どうしても人身にかかわるような事故は起こらないように設計している。それでも、「一般の人」が触らないし利用しない機械であるから、この程度で済んでいる。一般の人が利用する装置であれば、もっと厳しい基準が山のようにある。

機械屋であれば、「ドアが開いているときに、何らかの原因でカゴが動き出すことを防止する機構」など、すぐに思いつく。そういう装置が装備されていれば、今回のような事故は発生しなかったはずである。私の感覚では、そういう機構がそう難しくない以上、搭載していなかったとするならば、大いに疑問である。

現在の日本には、製造物責任法という法律がある。この法律では、事故があったときに「欠陥」が存在していないことは、メーカーのほうに立証責任がある。今回の件について言えば、おそらくシンドラー社側に立証する責任があるのだろう。上記のようなことが「欠陥」に相当するのかはわからないが、いずれ明らかになるだろう。

もっとも、そのほかのメーカーがそういう装置を搭載しているかどうかはわからない、というより、報道がまったく触れていないところをみると、搭載していないのであろう。それでも、そういう事故がこれまで起こっていないとすれば、それはそれを裏付ける何らかの努力があるのだろうし、それは謙虚に知りたいと思う。そういった努力を果たしてシンドラー社がしていたのか、そんなところが自分の観点である。

また、結果的に管理会社のミスや落ち度であったとしても、それですむのか、というのは別の問題である。
航空機などであれば、事故の原因が直接にはパイロットの操縦ミスであったとしても、操縦ミスを防げなかった装置の設計、という観点でも話が進む。直接的な原因が管理会社にあったとしても、メーカーとしてそれで済む話ではないはずである。
だから、シンドラー社が早々に「この事故がエレベーターの設計や設備によるものではない事を確信している」といっていることが気になるのである。
現実に事故が起こっている以上、何らかの原因があり、それが自分たちの製品にまつわるものであれば、事故を未然に防ごうと考えるならなんらかの「改善点」は出てくるはずなのである。

この声明を読むと、実は確信しているのは、「設計や設備に」よるものではない、と、限定している。したがって、メンテナンスの体制や、マニュアルの不備等の可能性は排除していないとも読める。だが、上記したようにブレーキが故障したくらいで暴走する、とすれば、それを「設計の不備」ではないと言い切るのはあまりにも早計ではないだろうか。

ともかく、今後の捜査や報道にはぜひ注目したい。

また、社会的、経済的な観点からも、できれば意見してゆきたいと思う。
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by flight009 | 2006-06-10 22:32 | 治安と安全について思うこと

大失態

Excite エキサイト : 社会ニュース
15日午後9時25分ごろ、東京都港区元麻布の駐日中国大使公邸に、スプレーでペンキのような液体が吹き掛けられているのが見つかった。警視庁は日中関係の悪化に便乗した悪質ないたずらとみて器物損壊容疑で調べている。

そりゃ、この件で一番悪いのは、ペンキを塗った犯人だろうとは思いますけど.....
警視庁警備部によると、公邸は24時間警備の対象にはなっておらず、機動隊や所轄署の警察官が、定期的に巡回していたという。

.....なにをたーけたことこいとりゃーす。


その程度じゃ、こういう結果になるくらいのことは予想つかないの?

警視庁は今回の事態を厳粛に受け止めるべきでしょう。

警視庁と、日本国の名誉にかけ、何が何でも犯人を捕まえてください。

で、それはそれとして....

毎度おなじみのナイアガラさんの記事、リンクさせていただきます。読んでみてください。
カナダ生活 ♪Maple Leaf♪~Cross Culture~ 「教育と環境」
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by flight009 | 2005-04-16 22:56 | 治安と安全について思うこと

どーせ....

Excite エキサイト : 社会ニュース「駐車違反、即取り締まり 警察庁、改正道交法で」
 現在は放置車両のタイヤ付近にチョークで印を付け、一定時間がたった後に違反の確認標章を取り付けている。しかし短時間駐車を繰り返し、取り締まりを逃れる悪質ドライバーも少なくない。また、委託された民間の駐車監視員が個人的なその時々の判断で標章を取り付けることを防ぐ狙いもある。


自分、駐車違反はしない主義です。

だもんで、毎月時間貸しの駐車場には平均3,4千円くらい払ってましょうかね。嫁さんの実家に行っては、歩いて20分はかかる駅前の駐車場に停めてます。そうしていると、駐車違反をしている車には、蹴りを入れたくなってきます。

でも、今回の警察の措置にはかなり疑問があります。

本気なら、それもよし。すなわち、「すべての道路で」「すべての時間で」「すべての車両」を取り締まりの対象にするのなら、という意味です。日本全国津々浦々、どこでも同じように取り締まる気があるのなら、それもまたよいでしょう。

現実問題として、駐車違反は道により取締りの緩急があることは周知の事実です。それが、駐車違反の危険度とか、緊急車両の通行に支障が出るとか、テロ対策上必要とか、納得できる理由があればまだいいんですが、これらはどうもあいまいです。

自分の実家の近くでは、有名な「大通り」があります。最近、マンションが建つのが、その通りの景観を破壊するからという理由で、裁判沙汰になっていることで有名な通りです。
この大通りは、両側で4車線+自転車道2車線の通りですが、駅の近くでは駐車違反の山になっていて、事実上2車線になっています。当然、渋滞は日常化しており、駐車違反の車が邪魔で、左折も困難な状態で、自転車道を走る自転車が見難くて困ることもあります。
で、この通りから一本入ると、ちゃんと駐車場があります。一時間200円、駅のすぐ近くとしては破格の安さです。駐車違反をすり抜けてこの駐車場に行っても、満車だったことは数えるほどでした。待っても10分くらいでしたかね。

でも、自分が住んでいたころは、駐車違反の取り締まりはあまり見ませんでした。(正確には、私は見たことがない。)聞いた話ですが、その通りの商店街や、それを利用する住民が、「困る」ので取り締まりに反対しているとも聞きました。

自分の実家の前に車が止まっていて、出庫できない状態になりました。おまわりさんがいたので、父と私が文句を言うと、「他のところ(駐車場の出入口)に止まっていたのが支障になるのでここに移動した」といいます。
変な話ですが、おまわりさんが駐車違反のところにその車を停めたのです。ちなみに、もともと停めていたところは私有地なので、この車は駐車違反には問われないそうです。
自分が出られないからと文句を言うと、「法律ではこれ以上の距離を移動させられない」ということです。で、運転手を探して移動させようというのですが、これがまた、しこたまきこしめしたのが帰ってきて、運転席に乗り込むのをこのおまわりさんが止めないんですね。
文句を言うとやっと注意して、奥さんが来て動かしました。それまで小一時間はかかったでしょうか。

交通取り締まりというものには、私は非常に不信感を持っています。

実際、ほんとーに駐車場が足らなくて駐車違反が出ているようなところで厳重に取り締まるなら、先の実家の近くのようなところはどうして取り締まってくれないのやら。

取締りを厳重にするとしても、たとえば、駐車違反を取り締まったら、その罰金を駐車場の建設に充てるとか、いろいろと策もあろうと思います。私は、警察にはもっと考え直してもらいたいです。
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by flight009 | 2005-03-17 22:32 | 治安と安全について思うこと