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民意と官意と大きな声 ~外来生物法のパブリックコメントから~(11)</

民意と官意と大きな声 ~外来生物法のパブリックコメントから~(10)の、続き

だいぶ間が空いてしまいました。すみません。

さて、そんなこんなで、実のある議論はされないまま、会合は時間切れを迎えます。そんな場合でも、結論を出さないといけないところに、こういった会合の問題点もあるとは思うんですが、それはおいておきましょう。

意見の統一を見れない場合に、お役人のとる方法はだいたい決まっておりまして、「間を取る」ことになります。その結果が、この文章です。

オオクチバスの取り扱いについて

ざっくりといえば、指定する必要性については認めるものの、いろいろと事情があるのでさらに検討を重ね、半年後をめどに「指定に向けた検討」を行う、としました。
すなわち、「直ちに指定はしない」ということと、「指定はする」ということで、妥協を図ろうとしたことになります。座長も、「玉虫色」の表現だとはしながらも、前に進むためにはやむなし、何とかこれで了承してくれ、と言って、なんとか場を収集しようとします。

しばらくいろいろとやり取りがありますが、「ぎりぎりの線」ということで、多くの委員が「やむをえない」ということで収まりました。

ここで、ひとつ思い出していただきたいのは、この委員会は、指定の必要性を議論する委員会としては、「孫」委員会になり、上記の文書は、上の委員会に対して進言をする、という性格の文書になっています。実のところ、この性格が後に小池環境大臣の発言も絡んで、問題に発展するのですが、今回はこの辺で。
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by flight009 | 2005-08-12 10:58 | 連載-民意と官意と大きな声