確信犯かな?

Excite エキサイト : 社会ニュース

 放送法では、NHKのテレビ放送を受信できる設備を設置すれば、受信契約を結ばなくてはならない。NHKの推計によると、未契約者は今年3月末で922万世帯・事業所にのぼる。このうち、NHK側の要請を拒否して契約を結ばない世帯、事業所に対し、契約を求める民事訴訟を起こすことを検討しているという。橋本元一会長は8日開かれた記者会見で「誠心誠意説明を尽くしていく姿勢は変わらない」と、性急に訴訟を起こす考えはない姿勢を示したうえで、「訴訟費用と受信料収入が見合うかどうか、難しい問題がある」と述べた。


さて、私も先に別の投稿で夕刊フジの記事について物申しましたが、毎日新聞も記事にしています。先の夕刊フジと同じく、「なぜ法的手段に訴えるのか」について、あえて無視した記事です。こちらは、その「事情」を理解した上で、あえてそれに触れていない、ある意味確信犯ではないかと感じられる記事です。

同じ記者会見から、日本経済新聞ではこんな記事になりました。

NIKKEI NETより

 NHKの橋本元一会長は8日の記者会見で、受信料不払いの契約者に対し、支払いを求める法的手続きに踏み切る意向を明らかにした。7月末に117万件に達した不払いの増加が止まらないため、受信料の公平負担を実現する狙い。だが、不払いは一連の不祥事がきっかけだけに、NHKの改革努力への理解が得られなければ視聴者の反発を招く可能性もある。
 橋本会長は法的手続きについて「受信料を払っている視聴者から、不払いを放置するのかという声が寄せられている。こうした不公平感を解消する方策として導入を考えている」と述べた。


日本経済新聞も、NHKの態度に対しては疑問を投げかけています。それは意見として正しいでしょうし、毎日新聞もそうなんでしょう。でも、伝えるべきことを伝えていない毎日新聞の記事は、世論を誘導していると言われても文句は言えないでしょう。

毎日新聞の記事のトラックバックの多さには驚かされます。そして、その少なからぬものが「まんまと」乗せられているといわざるを得ません。

NHKの不払い問題にある程度の関心を寄せている人であれば、不払いの理由が、「不祥事を起こしたこと」から、「払わなくても罰則が無いこと」にシフトしてきていることぐらいは知っているはず。それを無視した記事を書いている人はまったく理解に苦しみます。
法的な解釈に問題があるページも多く、不法行為をまるで合法的であるかのようにあおる記事も散見されます。こんなことを言う人たちが大手を振ってまかり通るのであれば、NHKも「このような」対応を余儀なくされるというものでしょう。

そろそろ、感情的な「物言い」から、理論的な考えに移行すべき時期でしょう。これまで日本人は、数多くの「財産」を、感情、特に「庶民感情」というもので、葬ってきました。NHKという、世界に対しても胸をはれる国民の「財産」を、「再生」するために何をすべきなのか、本気で考えなければなりません。
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# by flight009 | 2005-09-09 22:29 | マスコミに思うこと

勘違い?

Excite エキサイト : 芸能ニュース 
不払い者に逆ギレ? 相次ぐ不祥事を受けて新生プランを策定中のNHKが、増え続ける受信料不払い者に対して法的手続きを辞さない方針をプランの素案で示していることが1日、分かった。不払い者の増加は、一連の不祥事や報道姿勢への不満が原因とされているだけに、NHKの「勘違い」はさらなる反発を呼ぶことになりそうだ。


この記者もなんか勘違いしているようだけれど、たしかに、当初不払いのきっかけになったのは一連の不祥事でしたが、最近、NHKへの不払いがやまない理由としては、「払わない人たちがいて、何のペナルティも無いのに何で自分たちは払わなければいけないんだ」ということに移ってきています。NHKの対応は、まさにこれを意識してのことでしょう。この記者、単にウケを狙っているだけかもしれませんが、「夕刊フジ」のレベルが知れる記事です。

私も、契約している、百歩譲っても視聴しているにもかかわらず払わない人には断固たる姿勢で臨むべきと思います。「タダ見」は許してはなりません。現実問題として、タダ見をしている人がいる以上、NHKが「素案」として、それを提言することは、「逆切れ」でもなんでもありません。
はっきりいって、不祥事などを理由にして払わないでいる人たちの中にだって、単にそれを口実にしているだけの人が、少数だとは思えませんしね。

受信料を支払う者として申します。タダ見は泥棒じゃ。猛々しい盗人はひっとらえてさらし者にすべし。
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# by flight009 | 2005-09-01 18:41 | マスコミに思うこと

民意と官意と大きな声 ~外来生物法のパブリックコメントから~(11)</

民意と官意と大きな声 ~外来生物法のパブリックコメントから~(10)の、続き

だいぶ間が空いてしまいました。すみません。

さて、そんなこんなで、実のある議論はされないまま、会合は時間切れを迎えます。そんな場合でも、結論を出さないといけないところに、こういった会合の問題点もあるとは思うんですが、それはおいておきましょう。

意見の統一を見れない場合に、お役人のとる方法はだいたい決まっておりまして、「間を取る」ことになります。その結果が、この文章です。

オオクチバスの取り扱いについて

ざっくりといえば、指定する必要性については認めるものの、いろいろと事情があるのでさらに検討を重ね、半年後をめどに「指定に向けた検討」を行う、としました。
すなわち、「直ちに指定はしない」ということと、「指定はする」ということで、妥協を図ろうとしたことになります。座長も、「玉虫色」の表現だとはしながらも、前に進むためにはやむなし、何とかこれで了承してくれ、と言って、なんとか場を収集しようとします。

しばらくいろいろとやり取りがありますが、「ぎりぎりの線」ということで、多くの委員が「やむをえない」ということで収まりました。

ここで、ひとつ思い出していただきたいのは、この委員会は、指定の必要性を議論する委員会としては、「孫」委員会になり、上記の文書は、上の委員会に対して進言をする、という性格の文書になっています。実のところ、この性格が後に小池環境大臣の発言も絡んで、問題に発展するのですが、今回はこの辺で。
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# by flight009 | 2005-08-12 10:58 | 連載-民意と官意と大きな声

人のことは言えないロイター

東京都知事、フランス語を侮辱して提訴される | Excite エキサイト
日本のフランス語教師や研究者が13日、歯に衣着せぬ発言で知られる石原慎太郎・東京都知事を「フランス語は国際語として失格」と発言した件でを訴え、慰謝料と謝罪を要求した。

石原氏の発言は、前後関係もわからないし、そうだとしても訴えられるに足るほどひどい発言かどうかも疑問はありますが、少なくとも、このロイターも人のことは言えないと思います。
しかし日本語も、大きな数を数えるのに奇妙でしばしば厄介なシステムを使っている。たとえば英語で1 millionと言うところを、「100万(100 ten-thousands)」などと表現する。また対象が動物や本かなど、物によって個数を表す言葉が違うのだ。

それをいうなら、日本語の「いちおく」が、「one-hundred million(百-百万)」になるのはどう説明するつもりなのやら。
これは、数を1000を区切りにするか、10000を区切りにするかで異なることなので、数によって楽になる場合と面倒になる場合があるのはしょうがないんで、いってみれば日本語と英語は「大差ない」んです。

フランス語の数字の数え方がわかりにくいのは有名な話で、フランスに旅行した人の話を聞くと、必ずといっていいほど出てきます。
フランス語における数は言いにくい長い表現になる場合がある。たとえば、直訳すると、「80」を「4×20」、「70」を「60+10」などと表現する。
でも、フランスは、10進法の単位であるメートル法の発祥の地で、それはそれで面白いことですね。10進法というのは、たとえば、「1メートルが1000ミリメートルになる」ということで、当たり前だと思われるかもしれませんが、実は、アメリカでおなじみのヤードポンド法では、1フィートは12インチで、1ヤードは3フィート、だから、1ヤードは36インチになるわけで、まぁ、実生活でどれほど苦労するのかはわかりませんが、わかりやすいとはいえないでしょう。

(ちなみに私は、フランス出身の優秀な数学者が多いのは、このややこしい数字のシステムで、日常から数に関して鍛えられているせいじゃないかなぁ、とか思ったりもしないでもなかったり...)

面白いといえば、ドイツ語の数字の数え方というのも面白いですね。
日本語で、「23」は、「にじゅうさん」ですけれど、ドイツ語では、確か「ドライウントツバンツィヒ」で、「3と20」という言い方をします。
ちなみに、自分はそれでやっと、英語の「13~19」の数え方のなぞが解けました。と、いうのは、「15」は英語では「fifteen」ですが、良く見ると、これ、「five」と「ten」の組み合わせなんですね。「5と10」というのがなまると、こうなるんだろうなぁ、と。
ただ、こういうことの影響なのか、「fifteen」と「fifty」とか、発音が紛らわしいのもありますし、「どいちぇ」みたいにルールが統一されていればいいんですが、20以上では日本語と同じように「トウェンティスリー」なんて読むわけで、英語の数字のルールも、日本語をとやかく言えるもんじゃないと思います。(それとも、15を「テンファイブ」なんて読んでもいいのかなぁ。)

この際、今まで思ってたことをぶちまけてしまえば、たとえば、「1000」と書いてあったとしましょう。英語では、「one thousand」と、読むと思うのですが、「1100」は、「eleven hundred」と、読みます。では、「1000」も、「ten hundred」と、読んだら間違いなのか?良くわかりません。「1100」も、「one thousand and one hundred」と読んでいいのかなぁ。

やはり、言語により特質といおうか、楽な部分と面倒な部分があるのは確かだとは思います。ただ、多少の身びいきはあるでしょうが、自分は、日本語の数字のシステムは比較的良く出来ていると思っています。

石原氏を訴えてもいいのなら、ロイターのことを、誰か訴えてみませんか?(...じょーだんです。)

P.S.
過去の記事で、こんなのがあります。
英国人の妻を持つフィンランド議員がシラクをディナーに招待 | Excite エキサイト
フランス紙「リベラシオン」によると、シラクは3日、ドイツのゲアハルト・シュレーダー首相とロシアのウラジミール・プーチン大統領を相手に、英国人に言及して「あそこまで料理が下手な国民というのは信用できませんよ」と語り、さらに「フィンランドの次に料理がまずい国ですな」とこき下ろしたという。
スタブ氏はシラクへの公開招待状で「わたしどもフィンランドと英国人の一家は……二つの祖国の料理に対する閣下の否定的な印象に格別の注意を払ってきました」と言及、「失望させることのない本物のフィンランドと英国の料理でもてなすことをお約束します」と書いて招待した。

とりあえず訴えるのと、大人な対応がどちらかといわれれば...ねぇ。
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# by flight009 | 2005-07-16 07:54 | マスコミに思うこと

目的と手段の狭間で

Excite エキサイト : 経済ニュース
 帝国データバンクは7日、夏のビジネス軽装「クールビズ」について、調査した民間企業の20・7%から既に実施しているとの回答を得たと発表した。「検討中」とした企業も19・6%に上り、政府が音頭を取った省エネ運動が、民間にもじわり浸透していることを示した。
 ただ「予定はない」と答えた企業も49・2%とほぼ半数。「軽装スタイルだけが先行し目的がぼやけている」「もっと根本的な取り組みを考えるべきだ」といった声が寄せられた。

この記事の中で、「軽装スタイルだけが先行し目的がぼやけている」という声に自分は注目します。

クールビスを始めた当初、閣僚の中で何人くらいが「クールビズ」をしているか、なんてことをマスコミは熱心に数えていました。
そもそも、「クールビズ」というのは、「冷房設定温度」を高くするための「手段」にほかならないんですね。設定温度を上げると、体感は暑くなるから、それを「クールビズ」で補おうということなんです。
だから、設定温度を上げさえすれば、各人が何を着てたってかまわないわけで、当人がそのほうがいいのなら、セーターを着てたってかまわないんです。もちろん、気温の低い日には長袖を着たってぜんぜんかまわないのに、「長袖・ネクタイは何人」なんて報道をしていたマスコミに、かなり失望しました。むしろ、マスコミには、当の官庁の「空調設定温度」がどうなっているのかを調べまくるくらいのことはして欲しかったのに。

手段自体が目的化して、その意義がなくなるのはいくらでも例があります。でも、その裏には揚げ足を取ることばかりが大好きな、マスコミの体質が見え隠れしています。
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# by flight009 | 2005-07-08 00:51 | マスコミに思うこと

民意と官意と大きな声 ~外来生物法のパブリックコメントから~(10)

民意と官意と大きな声 ~外来生物法のパブリックコメントから~(9)の続き

さて、その後の議論ですが、丸山委員の言を借りれば、「本当に茶番」に終始しました。

まず、丸山委員が言っているそばから、水口委員が「生態系」という言葉に食って掛かります。
「生態系等」という言葉については、「外来生物法」にいうところの「生態系等」と、学術的に言う「生態系」とは違うものだということは、議論の中でも何度も説明されることになりますがその後も、水口委員はこの2者を意図的にではないかと思えるほどに混同し、議論を発散させてしまいます。
念のため、法律で使用される用語というのは、よほど明らかな言葉で無い限りはその法律の中で定義づけがされています。そこで、「生態系等」については、
この法律において「生態系等に係る被害」とは、生態系、人の生命若しくは身体又は農林水産業に係る被害をいう。
と、明確に定義されております。

それなのに、学術的な意味での「生態系に対する被害に関する知見が無かった」という別の文書の表現を、この法律でいうところの「生態系等にかかる被害」に対する知見が無いといっていると、水口委員は持ち出し、議論を空転させたりしました。

この委員会の中では、たとえば密放流に関する具体的な目撃情報が示されたり、「放流する稚魚に混入したバスが拡大の原因だ」とする説に対する反証なども数多く提示されていました。それが、このような「空転」のためにほとんど議論されず、提示されただけで終わってしまいました。

一言で言えば、何でこんな人が委員に混じってしまったんだろう、そんな疑問を持ちました。

(続く)
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# by flight009 | 2005-07-02 11:36 | 連載-民意と官意と大きな声

民意と官意と大きな声 ~外来生物法のパブリックコメントから~(9)

民意と官意と大きな声 ~外来生物法のパブリックコメントから~(8)の続き

最近、追加のペースがいっそう遅くなって申し訳ないです。公私いろいろありまして...
申し訳ないと思いつつ、続けるだけは続けておりますのでよろしくお願い申し上げます。

さて、全国内水面漁業連合会の橋本氏が、続いて意見します。
橋本氏はきっぱりと、「一尾たりとも日本にいてはいけない」と従来から言っていると言った上で、たとえば10ある池のうち、一つくらいバスでもいいといえなくは無いが、これまで日本では「それが絶対守れない」、だから全面的に禁止するしかないといいます。
今回の法律の枠でも、実効性については疑問があるが、それでもちゃんと管理する方向に向かうのではないかという期待があり、だからぜひとも選定して欲しいと主張しました。

次に、近畿大学の細谷委員が意見します。
細谷委員は、生物多様性は広い概念であるので、野生生物や水産業でさえも視野に入れ、個別のものにとらわれた議論はすべlきでないとした上で、強く規制の必要を訴えます。
バスが日本の在来種に影響を与えている理由について委員なりの見解を述べた上で、バスが「負の効果」を「日本の生態系に全部当てはめてしまった」のが現況だという考えを示し、「このような結末ははなからわかっていた」とします。西欧に比べても多様性の多かった日本の水系のうち、特に重要だと考える4水系のうち、西表島以外はすべて「汚染」されてしまったと嘆き、「生物多様性、水産資源に与える影響についてはもう既に言い尽くした」といいます。
そして、「外来種への取り組み姿勢は、その国の文化のレベルを図るよいツール」だというのが世界の認識だとした上で、「我が国が文化国家であるかの踏み絵そのもの」だと言って締めくくりました。

次に、東京海洋大学の水谷委員が意見します。
水谷委員は、肉食性外来魚の社会的評価に30年来関心を持っているとした上で、法律の「生態系」という言葉に異論を唱えます。すなわち、生物群集に対する影響まで「生態系への影響」とくくってしまっていると。
その上で、配布された報告書にある内容について、たしかに埼玉県のあるため池では、生物群集への影響があることを示しているけれども、そうするとこの法律は「明らかになっている小さなため池における生物群集への影響を全国の湖沼の生態系に当てはめようという話」だとし、それははっきりいって「無理です」といいます。
そしてそもそも法律が「間違ってつくられて」しまっていて、「何か間違ったことを言ってもみんなで言えば本当になるみたい」に事態は進行していると主張します。
そして、これまで明らかになっているのはせいぜい小さな湖沼レベルの話で、「全国の湖沼という話ではない」として、地域を限定して規制したり、輸入などを制限するのはともかく「何が何でも全国一匹たりともという話みたいになっていくような対応の仕方は非常に問題が起こるし、法律的にも問題が出てくるだろう」と締めました。

最後に、東京海洋大学の丸山委員が意見しました。
丸山委員は、もう、言う事が残ってないようないようだけれど、と、前置きした上で、この問題は「いろいろな不幸ないきさつがあって、非常に混乱してきている」と言います。水口氏の発言もそうだが、「密放流」や「生態系」という「言葉」をめぐってこういった「議論」が行われてきたが、それから「新しく何が生まれたのかは全然わからない」といいます。
そして、「生態系」というのは、そういう「概念」でとらえれば生物界で起こっていることを、丸ごとに近い形で理解できるのではないかという考えで提唱されているもので、「実在でも何でも」ないから、法律とからめる必要は無いのに、これまで、そういう議論が多かった。非常に嫌だったといいます。
そして、こう結びました。
「今までそういう形で落ちついた話し合いができなかったことを、この場を利用して、本当に具体的に、ただ言い逃れでそういう言葉を利用するのではなくて、今我々が持っている知識をどう生かして、本当にお互いに納得できる情報をどれだけ増やすかという格好で、なるべく具体的にやっていきたいと。それがなかったら、この会議は本当に茶番だと私は思っています。」


.....娘が泣き出しました。すいませんが、今日もここまでで。

(続きます)
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# by flight009 | 2005-06-11 10:01 | 連載-民意と官意と大きな声

民意と官意と大きな声 ~外来生物法のパブリックコメントから~(8)

民意と官意と大きな声 ~外来生物法のパブリックコメントから~(7)の続き

さて、続いて「全日本釣り団体協議会」の來田氏から、「外来魚が日本の在来魚に大きな影響を与えておる」ことは共通認識であり、現状、全国に散ってしまったバスを管理することが「不能」であるとした上で、それでもバスを「完全否定」することが、反対される原因だと指摘しました。その上で、釣り人を含めて「納得しながら同意しながら整理整頓」する方策を探すことが課題だと主張します。
そして、「生命体」である、釣られた魚たちへの感謝の気持ちを持つのが釣り人の心であり、この場が、その中で秩序を作ってゆく場であって欲しいしと述べ、自分たちが「監視」している限りでは密放流などは確認できないし、環境破壊などその他の原因もあるはずなのに、すべてバスのせいにするなら、釣り人の説得は出来ないと主張しました。

それに対して、「滋賀県立琵琶湖博物館」の、中井委員が、來田氏の意見に対して「大分重なるような考えを」持っているとしながらも、バスは「非常に特別な」存在であるとします。
その理由として、「これだけ利用する人たちがいながら生態的影響が懸念される」こと、そして、食魚性よりも旺盛な繁殖力があることだとします。
その上で、この法律は管理が必要な生物について管理しようというものであって、(在来種や保護対象でもと断った上で)シカやクマ、カワウといった例を挙げ、「悪いのは我々人間」であるが崩してしまった自然のバランスを保つため、「人間が天敵がわり」にならないといけないところもあるとし、大変気の毒ではあるけれど、「心の痛みを覚え」つつ、「管理してゆく」必要があると主張します。

(続く)
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# by flight009 | 2005-05-28 17:37 | 連載-民意と官意と大きな声

すばらしい提案

Excite エキサイト : 国際ニュース

沈次官補は、靖国参拝を「日中双方にとって、もっともセンシティブな問題」とし、「日本政府が非常に賢明な姿勢をとって参拝をやめることができれば、日中関係が抱える多くの問題を容易に解決することができる」と述べた。


すばらしい提案です。

「日中関係が抱える多くの問題を容易に解決することができる」というのでしたら、
○尖閣諸島の領有権が日本にあることを認める
○沖ノ鳥島が島であり、日本の領土であることを認める
○日中の中間線を日本の主張どおりに認める
○東シナ海のガス田の開発を中止し、共同開発に切り替える
○日本の歴史や公民の教科書について口出ししない
○台湾の要人が日本を訪問することに文句を言わない
○日本の国連常任理事国入りも支持してくれる。少なくとも反対しない。

くらいのことは期待できるんでしょう。

そのためでしたら、「首相の参拝」を、控えることくらいはまぁ、我慢してもいいんじゃないですかね。戦死者の御霊も、それならわかってくれるでしょう。そのぶん、われわれ国民が、彼らをしっかり祭ればよろしい。

政府は、中国に確認してみたらいいと思います。仮にも一国の政府高官の発言、そう簡単に左右するような恥ずかしいことはしないでしょうね、と。まさか、ね。

会談をドタキャンしたのだって、きっと止むにやまれぬ理由があったんですよね。まさか、ね。「中国で急な公務が発生したことが主な理由」だと、はっきりおっしゃっているんですから。まさか、そんなことを撤回するような、恥ずかしいまねはしないでしょう。

まぁ、これを撤回するのでしたら、中国という国に対する考え方、相当考えないといけません。言ったことに責任を持つことと、約束を守ること、友好の大前提ですから。
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# by flight009 | 2005-05-24 22:30

民意と官意と大きな声 ~外来生物法のパブリックコメントから~(7)

民意と官意と大きな声 ~外来生物法のパブリックコメントから~(6)の、続き

それで、この会議の中身なんですが...

まず、私がこうあって欲しかった形というのは、
○「生態系等」に対する被害について、科学的なデータを出す。
○その妥当性について議論する
○その結果、「生態系等」への被害が否定できないのであれば、指定する。そうでないなら、指定しない。

と、わりと科学的な議論を期待していました。

で、第一回の会合はどうだったかというと、
第1回 オオクチバス小グループ会合 議事録

まずは、お役人のほうから、法律の概要と、考え方、そしてたたき台としての「オオクチバスに係る情報及び評価(案)」について説明があり、その後、各委員の自己紹介をしつつ、各委員のスタンスが述べられます。

まず、日本釣振興会の高宮氏から、法律の趣旨には賛成であり、海外に比べてむしろ遅かった感もあるとの感想が出ます。
しかし、まず、「外来種」というのはバス以外のも多数いて、むしろバスは少数のほうであり、これらを回復させるためには、人為的な手を加えることよりも、「自然そのものに決めさせるべきというのが本筋」ではないか、そのためには、バスの食害や密放流について「真実に基づかない憶測で情報発信されている事が余りに多」いので、まず調査を重ねて「実態把握」することが必要だという主張がなされます。

次に、瀬能委員(神奈川県立生命の星・地球博物館学芸員)より、高宮氏の主張に対して、バスが「他の外来生物とは比較にならないほど大きな影響を与えているという認識」であると表明した後、すでに多くの調査がなされ、食害や密放流等についてはすでに実例が挙がっており、「特定外来生物に指定」すべきであるとの主張がなされました。

(とりあえず、続く)
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# by flight009 | 2005-05-15 23:45 | 連載-民意と官意と大きな声