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フィギュア関係者が「トリノに出ればメダル確実」と口をそろえ、ISUのチンクアンタ会長でさえ「個人的には浅田を五輪で見たい」と話したが、「規則は規則だ」と特例を認めない方針を貫き通した。 本件、「特例を求めるべき」という意見が大勢を占めているようですが、自分は反対です。 本日のNHKラジオ第一放送の、10時のニュースで、インタビューを受けた専門家(名前は失念してしまいました。宇佐美さん..だったかな?)が、興味深いことを言っていました。要旨はこんな感じでした。 「医学的見地」とはいわれるが、オリンピックに出場するということは、本人の生活が一変するということだ。過去、15歳、16歳の選手が出場したことがあるが、生活が一変した結果、身を持ち崩してしまい、一時期選手として活動できなくなってしまったという例もある。復帰した例もあるが、選手としては完全にリタイアしてしまった人もいる。年齢制限を設けるのには、そういった配慮もあるのではないか。私はこれを聞いて、なるほどと得心が行きました。たしかに、目前に迫ったオリンピックに、たった数ヶ月の違いで出られないということは、実に実に口惜しいことです。彼女が数ヶ月早く生まれていれば、とだれもが思うでしょう。 ですが、ほんの数ヶ月遅く生まれていたことのほうが、もしかしたら彼女自身も含めて、本当は幸運だったのかもしれません。今の時代、なんでもスピードで、目先のことにばかり注意が行きがちです。ですが、結果的にはそれがよいことなのか悪いことなのか、それは神のみぞ知ることでもあります。むしろ、規則を捻じ曲げてまで彼女を出場させることが彼女自身のためになるのかどうか、それは大いに疑問でもあります。 件のラジオ番組ではその後、「こういっては失礼かもしれないが」とした上で、インタビューアは、彼女は今が旬なのもしれない(という声もある)が、どう思うか、と、問いかけます。 これについて、専門家の彼女は「そう思いますか?」と、笑いとばした後、こんな内容で続けました。 彼女の強みは、プレッシャーや逆境を前向きに変えることができる明るさにある。私は4年後、もっともっと成長すると信じていると。 4年後、彼女が今のような輝きを失うのか、さらに輝きを増すのか、それは確かにわかりません。ですが、私も彼女を信じ、ここは4年待ちたいと思います。 異論はありましょうが、金の卵をつぶす行為は、規則を変えてまで彼女を出場させることのほうではないか、そう思います。 P.S.ラジオで聞いた内容は、私の記憶に頼っております。聞き違い、思い違い等がありましたらお詫びいたします。お気づきの点があればお知らせください。 P.S.2.コメントをいただいて、誤解を生じないように一部改めました。よろしくお願いします。
by flight009
| 2005-12-19 23:43
| 教育について思うこと
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