Excite エキサイト : 社会ニュース 「妊娠初期も席を譲って」 厚労省マタニティーマーク
「おなかの目立たない妊婦さんにも席を譲って」-厚生労働省は10日、外見からは妊婦と分かりにくい女性に、周囲が気付いて配慮しやすいようにするためのマタニティーマークを発表した。ポスターやバッジなどを想定、同省は交通機関や職場、飲食店、自治体や民間非営利団体(NPO)などに利用を呼び掛ける。 知っている人は知っていると思いますが、この手のマークとしてはベネッセ発行の「たまごクラブ」の別冊、「初めてのたまごクラブ」(通称「初たま」)の特別付録で「初たまストラップ」というものがあります。まさしく、今回のマークのようなものでしょう。民間のほうが官公庁よりも先んじていたというか、官公庁が後からまねをしたのかもしれませんが、それはそれとして、共通のマークを作るというのは悪いことでは無いでしょう。実際、このストラップの存在は若いママさんたちの間では知らぬものは無いようですが、男性や中高年、中高生などではどれほど知っているだろうかとは思います。新しいマークのほうでしっかり広報活動を行って周知徹底を図れば、有用なものだと思います。 実際、妊娠初期というのは流産の可能性が高いので、妊婦さんは転倒や人とぶつかることに非常に神経質になります。もちろん、不要な外出などもってのほか。自動車や列車、バスの利用は最小限にするわけですが、それでも、検診やらなにやらで公共交通機関の利用はやむをえない場合もあります。つわりでつらいなどの問題もあるのですが、それ以上に電車の中で立っているのは精神的にもつらいわけで、ぜひ、「プレママ」さんにはいたわりの心を皆様にもお願い申し上げたく。 ですが、それ以前の問題があります。 現在私の娘は1歳と3ヶ月、つまり、1年半程前には、妻は誰が見たってわかる押しも押されもせぬ妊婦さんだったのですが、それでも席を譲ってくれることは少なかったといってよいでしょう。妊娠中は自動車は使いづらい(マタニティシートベルトというものはあるが、妻が言うには「おなかの子供が苦情を言う」そうだ)ので、自分も妻と2人で電車に乗ることは多かったのですが、席を譲ってもらえるのは2回に1回もなかったと思います。それも、優先席に限ってで、優先席にすわってくっちゃべっている若いおねーちゃんたちに「じとー」と、冷たい視線を投げかけて譲ってもらえた場合も含めてです。 このような現状で、そのようなマークが制定されたところで、効果は限定的でしょう。「妊娠初期にも」というより、お年寄りや身体障害者、妊婦さんや乳幼児をつれた子供には、ちゃんと席を譲ってください、ということ、なんとかしてもらえないものでしょうか。 このマークの制定が、そういった社会マナーについて見直すきっかけになってくれればと思います。
by flight009
| 2006-03-11 09:36
| 教育について思うこと
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